I Will Get Them

Researching and Sharing Chinese Motor Three-Wheeler

FLA1 Driving

明けましておめでとうございます。本年も引き続き中国式三輪乗用車(三轮摩托车)の魅力を全力で伝えていきたいと思います。

動画は徳州富路FLA1の運転操作(エンジン始動、発進、走行)および前面展望。冒頭から大音響の伝統的音楽で始まる。中国では機械類の起動時に音楽をつけることがあり*1、これもエンジン始動に付属する曲かと当初は思った。が、普通にカーステレオのようだ。音量調節を繰り返すのは、BGMを残しつつエンジン音を視聴者に伝えたいためだと思う。外のバイクなどの雑音が結構うるさいが、FLA1自体のエンジン音は01:20頃から聞こえる。『ムォンムォンムォン』と撮影者が口で表現するような音は、おそらく車体から人間に伝わってくるような振動に近いもので、映像から体感するのは難しい。安定感を失うほどの激しい振動は感じられないが、ガンガン全力疾走しても自動車に次々と追い越されていくところはさすがに汽车と摩托车の力量の差を覚える。そこがまた健気さを感じ親しみが増す。
撮影者が01:02で『イーダァン(一档)』、01:29で『アーダァン(二档)』、01:35で『サンダァン(三档)』と言うのは、それぞれ1速、2速、3速とギアチェンジするのをアナウンスしている(用語集(1)参照)。
01:00あたりからチラチラ映るステアリング中央のGFuluマークがカッコいいのと、上部に書かれた「一路平安」の文字が中国らしい。
撮影場所は、始動時に映る案内標識の「老河口4km」「丹江口23km」から、湖北省北部と推察される。02:55で追い抜いていくバスは「乡村公交」とだけあり、詳しい地名は特定できない。

そして、最後にエンスト。微笑ましいというか、交差点に進入する直前で良かったと思う。

*1:私の思い込みかもしれないが