三輪乗用車のライバルたち

遅ればせながら視察の最終報告です。

前回2014年でも注目していたマイクロカーが、やはり爆発的に普及している。高齢者用のスクーターから、普通乗用車を手に入れられない一般市民向けの小型車まで幅広いバリエーションで街路に溢れ出している。とくに電動バイクを卒業した後者による所有が強力な後援になっているようだ。宿敵とはいえ、視界に入れば気にはなる。

  駐馬店市の上蔡県にて。

このジープモデルは、結構デザイン的に気に入っている。もちろん、電動リキシャーの発展版（三輪やバイクハンドル）や、日本の軽自動車みたく乗用車として完成度の高いスタイルも多い。そのなかで、マイクロカーならではのスタイルを売りにする姿勢は評価したい。

これらのマイクロカーの強みは、新エネルギー（新能源）エンジン、大抵は電動である。価格やサイズ、扱いやすさもさることながら、政府が推進するエコカー政策に沿っていることが開発・流通を大きく後押ししている。三輪乗用車メーカーの中にも、新エネルギー車の開発に取り組んでいるところもある。一方が淘汰されるのではなく、互いに啓発し合い切磋琢磨しながら共存していけたら良い。

余談だが、あの中国のことだからマイクロカーでドリフトに挑んだりする輩が現れるんだろうな。